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第一章 神と人間

第二節 神の働き

18.世界中、天が下の者は、みな天地金乃神の子である。天地金乃神のおかげは世界にいっぱい満ちている。そのおかげがなければ空気がないのと同じで、人間は一時も生きてはいられない。

19.今も昔も、これから何万年たっても、世の中は変わりはしない。同じことである。人もきれなければ、食べ物もきれることはない。次々に種が生えて続いていく。

20.いろいろの神や仏に頼んで、おかげがあると言うけれども、おかげのできるもとは天地金乃神のほかにない。

21.願う心は神に届くものである。天地金乃神は、くもが糸を世界中に張ったのと同じことである。糸にとんぼがかかればびりびりと動いて、くもが出て来る。神も同じことで、空気の中にずっと神の道がついているから、どれほど離れていても、拝めばそれが神に届く。

22.天地金乃神のおかげで生かしてもらっている人間は、合わせ鏡の間に置いてもらっているようなものである。悪いことも善いことも、みな鏡に映るように神はご承知である。信心して、真の心にならなければならない。

23.天地金乃神がお守りくださっていることを一番早く知るには、夏の土用に自分の腹をおさえてみよ。腹は冷たい。また、冬の寒中には、体の内へご陽気をお与えくださるので生きておられる。このようにお守りくださっている。四季に応じて昼夜の別なく、息のさし引きまでお守りくださるのである。

24.鳥や獣がどのようにして生きていくかを考えてみても、神のお恵みがわかる。冬になったといって重ね着をするでもなく、夏になっても一枚も脱ぐことはない。神はそれでちゃんとさしつかえないように育てておられる。牛などが子を産んでも、別に親が温めてやることもないが、それでも大きくなる。 木にしても、はじめは目にも見えないような双葉であるが、だれが育てるということもないのに、大木になって世のためになる。人はみなその恩を受けている。このようなことを考えてみても、神のありがたいことがわかる。 みな、よく物の道理を知って信心しなければならない。

25.山にも種々の物ができ、川にもいろいろの魚がいる。海にも種々の魚がいる。これを漁師が取って商人が売買し、だれでも好きな物を買い求めて食べ、体を丈夫にして世の中のために働くように神がお守りくだされている。何でも世の中の実物に当たって考えれば、しだいにありがたいことがわかる。四季に応じて、毎年、人間が楽しみ待っている物ができる。それを買い求めて食べ、体を丈夫にしていただけるのである。四季の変わりは人の力では自由にならない。

26.水が毒というが、水を毒と思うな。水は薬という気になれ。水を薬という気になれば、腹の病気はさせない。水あたりということも言うな。水がなくては一日も暮らせまい。稲の一穂も五合の水をもって締め固めるというではないか。水の恩を知れ。

27.神は、体の毒を日に日に大便小便で取ってくださる。

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