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第三章 信心とおかげ

第三節 徳

137.先の世まで持っていかれ、子孫までも残るものは神徳である。神徳は、信心すればだれでも受けることができる。神徳は尽きることがない。

138.神徳を受けよ、人徳を得よ。

139.神徳は、人間心の位も思わず、理屈も言わず、学問のうぬぼれ心もなく、清い一心さえあれば、受けられる。

140.金光大神は参ってたずねる所がなかった。あなた方はおかげを受けて遠路のところを参って来るが、信心して徳を受けて、身しのぎをするようになれ。

141.徳のないうちは心配する。神徳を受ければ心配はない。

142.「私は病身で、長生きはできないような気がしてなりません」と申しあげると、金光様は、 「人の命は人間の考えではわからない。神は向こうあけ放しであるから、信心して神徳を積んで、長生きをするがよい」 とみ教えくださった。

143.信心して徳を積み、神から徳を受けた人は、慎みが第一である。常に慎みをしても、死に際に不足の心が出ては、せっかく受けた徳を失うことになる。信心して徳を受けた者は、平素の慎みも大切であるが、死に際の慎みも、また格別大切である。必ずその時に徳を落とさないようにせよ。