はじめに
昨年の八月の末、私が日々お話しさせて頂いた教話をまとめさせて頂き、『一日一話・第一集』として発刊させて頂き一年が経ちました。まる一年を経て、『一日一話・第五集』を刊行させて頂くことが出来ましたのも、このように全教の信奉者の皆様方が、ご愛読下さり、ご活用下されてのことであります。厚くお礼申しあげます。
この間、私が今年四月の末に、吐血をし緊急入院をするなどの、非常事態もおこりましたが、おかげを受けて、願いどおりに続いて刊行させて頂くことができました。
今年は、扇町教会の開教九十年の記念の年であります。秋、十月三十一日(日)に記念祭をお仕えさせて頂きます。この記念祭に刊行予定をしています、『扇町教会史 第四集 開教八十年から九十年の十年間の歩み』の編集に取り組んでおります。
『十年ひと昔』と言いますが、教会も十年間には様々な動きがあり、信奉者の皆さんにも、その人生の上で様々な事が起こっています。その都度/\御都合を頂き、信心を確かめつつ過ごしてきた十年であります。
日々の教話は、同じような話ですが、その都度の出来事を踏まえて、信心の確かめと、方向を求めての話です。そういう意味では、生きた話であると言えます。そういうこととして、この『第五集』もお読み頂ければ有難いことであります。
続いて、年末には第六集を刊行させて頂くつもりです。また、アンケートをお寄せ下された方には、扇町教会の機関誌をお送りいたします。
平成十一年八月
金光教扇町教会長 押木廣太
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目次
1信心友達は「両刃の剣」
2床の間が無くなった現代
3お取次とカウンセリングは違う
4不信心者ほど神はかわいい
5ポックリ祈願カード
6あなたは七代前の霊が祟っておるー
7「信心の代を重ねて…」はほんの数件
8人間関係もインスタントになってきた
9命がけの御本部参拝
10信心力を頂く
11根の無い者は神も助けようがない
12賢いようでも人間は先々の事が分からん
13見慣れた同じ光景でありまするけども……
14信心は恩を感じる心
15刻々に春の兆しはくださっている
16一番のお供えは何やろう?
17ケジメを付けると神様と響き合う
18大阪造幣局の桜の通り抜け
19地獄の蓋を割る気になって
20神様を使う信心と神様に使われる信心
21習う方の生徒のあり方は?
22すべてが命から出発する『存在の原点』
23健康な時の命の実感
24信心も『基礎練』がいる
25信心している錯覚に陥る
26コンピューターで『喜怒哀楽』は現せない
27人生のテストは『実力テスト』
28通っておかげ、すべっておかげ
29内なる神様が揺り動く働き
30金や銀のメッキの信心
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