はじめに
『一日一話・第四集』を続いて刊行させて頂くこととなり、真に有り難いことであります。
全教の皆様に「お茶漬け」のような信心話しをとの願いのもと、平成十年八月より、次々と刊行させて頂き、今年中の第六集まで刊行の予定をいたしておりました。
この第四集は平成十年十月十八日から十二月十四日までの朝の教話をまとめた分です。
この三十話を六月の始めに刊行するため、扇町教会の春の御大祭、四月二十五日後より、四月中に原稿校正を予定していました。
ところが、大祭後、私が体調を崩し、二十七日夜に吐血、入院となった次第であります。
治療を受け、点滴をしつつ、ベットの中で校正を半分までしましたが、無理がたったのか、続いて吐血、絶対安静を言い渡されました。
予定は、未定。おかげを受けなければ刊行出来ません。残り半分を教会の人達に校正して頂きました。いよいよ、印刷に入るに当たり「はじめに」をどうするかと、病院へ問い合わせに来ました。その日が今日、五月六日です。
今日は午前十一時半より、胃カメラの検査の結果。「胃潰瘍はふさがり、食事をしてもよい」とのことです。絶対安静は解かれたのです。
実は今日の二時から、扇町教会の天地金乃神様月例祭、合わせて『病気回復祈願祭』が仕えられています。その祭典中に、ベットの中で「はじめに」を書かせて頂いています。何と有り難いことではありませんか。お礼を申して第四集を刊行させて頂きます。続いて第五集とおかげを受けて、刊行させて頂くつもりです。
また、アンケートをお寄せ下された方には、扇町教会の機関誌を送りいたします。
平成十一年五月六日
北野病院にて
金光教扇町教会長 押木廣太
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目次
1論理の根底に何があるかが大事
2やがて間違いなしに、神様の元へ帰らないかんねん
3金光大神祭日
4話しを聞いてるだけではどうもならん
5皆神様にならしてもらえるお祭り
6神の氏子と難儀な氏子
7命のところは、ピッポッパで出来ない
8悪いことはしてないが、神様に皆不義理してる
9助かる「特効薬」はありません
10誰のご先祖やねん
11大騒動がおかげを受ける時
12難儀の中におかげがある
13人が助かっていくための連携プレー
14自分は何を根本にして生きようとしてるのか
15先祖は祟るから祭るの?
16信心の質と流れのおかげを蒙る
17「恩」と「感謝」は違う
18条件に振り回されない大きな大きなお礼
19「成功」と「幸せ」とは違う
20常に人間は差別をして生きようとする
21この世にいらん子は誰もない
22二十九年目の結婚記念日
23病気の根切れのおかげを頂くには
24それぞれ流れておる命
25中身を作るには大変な年月と努力がいる
26生きているから、命を頂いているからこその出来事
27大概、みな貧乏神とお友達になりまんな
28神様に日頃はお水とご飯だけや
29三代金光様
30人が助かる影響力を及ぼす
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