はじめに
今年の八月の末、私が日々お話しさせて頂いた教話をまとめさせて頂き、『一日一話・第一集』として発刊させて頂いたところ、多数のお方にご講読頂きましたことは、真に有り難いことであります。
ご講読下された方の中より、アンケートにお応え下された方や、感想をお寄せ下された方より、『第二集』を楽しみにしているとの、力強いお言葉を頂いております。
かって、お道の教会はその周辺の人々に布教をしてまいりました。教会の周辺に信奉者は住んでおられました。ですから、教会への日参は当然のようになされており、先生のお話しも毎日のように聞かせて頂いておりました。ところが、時代が変わり、人々の住居は郊外に移ったり、また、仕事等の都合で、遠く離れてしまっているのが実情です。扇町教会の信奉者の方も、教会の周辺には、ほとんど住まいをしておられません。そうなると、自ずと、教会への参拝も回数が減り、お話しを聞く機会も少なくなっているのが、実体です。
教内にはご高徳な先生のご本や、教義に基づいたご本、信奉者の方達の素晴らしいおかげ話しのご本が、数多く出版されています。そのいずれも、有り難いご本です。
この『一日一話』は、肩のこらない、お茶漬けのような話しと思って、気軽にお読み下されれば結構かと思います。
そのようなところから、日々の教話をほとんど訂正することなくまとめましたので、教義的にまとめたものでもなく、雑な話であります。また、私の『大阪弁』が丸だしです。読み辛いことと思いますが、お許し下さい。
続いて、第三集、第四集と刊行させて頂くつもりです。また、アンケートをお寄せ下された方には、扇町教会の機関誌をお送りいたします。
平成十年十一月末
金光教扇町教会長 押木廣太
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目次
1改まりは原因調査?
2折り紙を折る真心のお供え
3やさしさがくせもの
4神様の膝の中、懐の中
5ジャコはジャコなりに役割がある
6命の故郷に帰る
7時事刻々の変化に気付く
8じっと寝入るような心持ち
9信心してる者だけ涼しくなりますように
10子供が死んでも、不足を言うな
11お金って一体なに?
12もう辛抱の棒、折りました
13あいよかけよで、腹が立つ
14見ること、見ること、自分を見ること
15人間は不完全なもの
16「する」と「させて頂く」の違い
17まめ(健康)なとも信心の油断をすな
18良い展開のおかげを蒙る
19屋根の上にいてるのは犬?
20冬になっても夏服着てるような信心
21ええ種蒔いてくれてるんやな
22おかげ受けるコツと落とすコツ
23時々刻々に神様のお力を頂く
24左回り、右回りお働き
25あなたの願いは何パーセント?
26人間は放っておくと自己中心になる
27子供を育てる三つの条件
28散る時は実る時
29オギャーから棺桶までの間に何をする
30ポーンと一肩叩いてあげる
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