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教話集一日一話 第1集

はじめに


 『この道は、話を聞いて助かる道』と言われているように、百数十年の間、全国各地千六百余の各教会において、毎日の朝夕の定時の御祈念時、月例祭時、大祭時等で教師、教会長先生方が教話や説教をしておられます。これは希有のことであり、お道の信奉者は大変に恵まれています。まして、お話を聞くのに、聴講料や講義料等の経費をかけず聞かせて頂いております。

 その一話々には、天地の道理、教祖様のご信心、先生方のご信心、助けられた体験談など、人が助ってゆく道筋をお話し下されてあります。

 このように、恵まれたお働きを頂いていますが、それも慣れてしまうと、お話を聞いても無感動になったり、その場限りになりやすいものです。

 せっかくのお話が、その場限りになるのは、大変にもったいないことと思います。また、その時に参拝して、お話を聞いた信奉者の人達のみに止まることも、惜しいことです。

 そこで、私が日々お話しさせて頂いた教話をまとめさせて頂きました。日々の教話をほとんど訂正することなくまとめましたので、教義的にまとめたものでもなく、雑な話であります。また、私の『大阪弁』が丸だしです。読み辛いことと思いますが、お許し下さい。

 扇町教会での日々では、このような話しを信奉者の方々は聞いておられます。信心のご参考にして頂ければ、有り難いことであります。

 なお、続いて、第二集、第三集と刊行させて頂くつもりです。そのようなところから、五百部の限定出版とさせて頂きます。


 平成十年八月末日

金光教扇町教会長 押木廣太

目次


1.かわいいと思う心
2.神の心 親の心
3.神様を放す代表選手
4.名もない、力もない一人のご婦人
5.どこの宗教が一番効きますやろうか
6.お礼上手は「お徳」を頂く
7.知・情・意
8.人生にも春夏秋冬
9.理屈では助からん
10.次々と起こる問題は神様の宿題
11.めぐりの九割は自業自得
12.神様はつきまとってお守りくださる
13.学校へ通わん子よりも、通うてる子の方がそれなりに……
14.天地自由自在に遊ぶ
15.迷い信心ではいかぬ。一心と定めい。
16.人間は上辺だけでは見られない、中身が大事である
17.あんたの心、黒いの付いてまっせ
18.「知らん」という、そこに無礼がある
19.大阪の布教記念日
20.勉強は嫌。百点は欲しい
21.欲しいものを得た結果が……
22.人間じゃない、何すんねん
23.あなたは、おかげを落とすタイプ?
24.言うた通りでっしゃろ。あきまへんわ
25.人間は神が使うためにこの世に生を与えられた
26.一月のことは、その一日に願え
27.ああなりたいな。こうなりたいな……
28.形が決まって、中身が抜ける
29.お願いするにも道筋がある
30.一人一人が現実の生活の中でしっかりと神様につながる